株式会社サンテテクニカ

土壌菌について

人間の腸内には数千種類、数兆個もの細菌が棲みついていると言われています。しかし、これは正確な数字ではありません。実はこの数字は「現在の医学で分かっているだけの細菌の数」です。細菌学会の先生たちに「腸内にはどのくらいの種類の細菌がいて、どのくらい分かっているのか?」を聞くと「10%程度は分かっている」という先生もいれば「1%未満しか分かっていない」という先生もいます。要するに、母数である全体の数字が分かっていないため、「腸内にいる細菌のうち、何%分かっているかも分からない」という話なのです。それなのに世の中ではやれ「乳酸菌がいい」「ビフィズス菌を増やそう」などと言っています。

これらの特定の菌というのは分かっているだけの中での話なので、その菌だけを摂っていればいいものではありません。善玉菌、悪玉菌という考え方は人間の都合であって、それぞれの菌には必要な役割があり、環境が整えば一つ一つの菌が持ち味を発揮することができるのです。人間の腸内には把握できないほどの多種多様な細菌たちがいるのに、一部の働きをする〇〇菌だけを摂取するのは逆にバランスを崩すだけで腸内環境は乱れてしまいます。

「土壌菌=腸内細菌」

最新の研究で、腸内細菌の由来は土壌菌だということが分かってきました。
土中にはそれこそ人間には把握しきれないほどの種類と数の細菌たちがいます。この細菌たちは動物の死骸や糞尿、落ち葉などの有機物を、土の中で植物が吸収できる単位にまで分解します。植物は細菌たちが作ってくれた栄養分を根から吸収し、育つことが出来るのです。これは砂漠では植物がうまく成長できないことからも分かります。植物が育つためには必ず多種多様な細菌たちが土壌中にいなければならないのです。このような自然の循環は私たちの腸内でも同じように行われています。腸内細菌は私たちが普段食べているものを体が吸収できる単位にまで分解してくれており、食べた物から体中を健康に維持するために必要なビタミン・アミノ酸・酵素・ホルモン・伝達物質などの材料を作っています。腸内細菌バランスの悪い砂漠のような腸内環境では、食べた物は十分に消化吸収されず、健康を維持する物質の材料ともならずに、そのまま便として出てきてしまうのです。乳酸菌など特定の細菌だけではなく、多種多様な働きをする細菌たちが腸内にいて初めて、栄養を十分に吸収し体の機能を維持することが出来ます。

 

 

■株式会社フィットラボの記事より引用